色覚異常の人たちは日常生活の中で、こんなことに不便を感じています。(これらのことは全ての色覚異常の人たちにあてはまるわけではありません)

色覚異常の人達が日常生活で困ること

地下鉄の路線図が見えにくい

信号で色の区別がつかない

車の塗装の色を間違えた
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この色は何色に見えるの?
「この色は何色に見えるの? あれは?」
一般の方が色覚異常の人に対して尋ねる第一声です。色覚異常の人は直ぐには答えません。 苦手な色か、分かる色か、しばらく考えてから答えます。
虹は確かにきれいですが、7色には見えませんし、雨で濡れた地面に赤い紅葉が敷き詰められていても本当の美しさは分かり難いです。
目立つ色のはずなのに鮮やかに見えなかったり、 違う色のはずが同じように見えたり、 色覚異常の人が日頃の生活で感じている一般色覚との違和感です。
色覚検査の撤廃はされましたが…
文部科学省では色盲・色弱に関する従来のあり方を社会的差別として認め、1994年以降はこの取り扱いを大幅に変更、学籍簿の項目から完全除外されるようになりました。
さらに2003年からは小学校での検査も撤廃され、またその間、国公立大学の入学に際し学部制限が除外されるなど、色覚異常による職業上の人権侵害はなくなり、大きな進展を遂げてきています。
「カラーバリアフリー」など社会的な配慮もなされてきました。
しかし、色覚検査がなくなっても色覚異常はなくなりません。自然界の色合いは変わらないし、また検査がないため、色の見え方が他の人と違うと感じながらそれが色覚異常とは自覚しない子どもたちも多くなっています。
色の認識の間違いが危険を呼ぶこともあります。自分だけでなく多くの人を巻き込む危険さえあります。社会の安全管理、企業の安全管理のためにも色の誤認防止は必要です。

ネオ・ダルトンの機能性色覚レンズは光干渉法により感度の強すぎる色の光をカットし、それぞれに適したフィルターを製作し、メガネとして使用するというものです。
フィルターは現在12種類用意されています。
